山行水行

読んだ本の感想をぼちぼち

面白いとは何か? 面白く生きるには?  森博嗣

最近どうも人生が面白くない

毎日毎日同じことの繰り返しで

なんのために生きてるの?なんて思い始めるようになり

最近自分でも軽い鬱症状だろうなあと思って暮らしている

 

自己啓発本など読んで気持ちを奮い起こしても

理想と現実のギャップで精神が疲労する毎日

ほんと何が面白いのだろ・・こんな人生

人間ってなんのために生きてんだろ

って自問自答しても結局答えのない日々

 

そんな落ち込む毎日の中疲れた自分に

刺さった本がコレ

面白いとは何か? 面白く生きるには?

 

面白いとは何か? 面白く生きるには? (ワニブックスPLUS新書)

面白いとは何か? 面白く生きるには? (ワニブックスPLUS新書)

 

 

面白いとは・・

可笑しい、興味深い、思い通りになる、手応えがある

動きがある、意外性、欲求を満たす

などという複数の要素がある

わかりやすいのがお笑い芸人の漫才などは

可笑しいという面白さに当たる。

自分はこの可笑しいということだけが

面白いということだと

考えて生きてきたところがあり

笑えることだけを求めて人生の面白さを

求めていたところがあった

 

自分は感情表現が下手なので人前で面白い話をしたり

大声で笑ったりすることができずにて

コレが人生をつまらなくしているのかと

考えていたのだが、どうもこの認識を改める必要がありそうだ

 

著者によると

物事を深く知り気付かされる事もまた

面白いという要素の一つである という。  

なので探究心の強い自分はこの興味深いという面白さを

愉しめば、鬱々とした毎日が開けてくるのではないのだろうか?

そんな事を考えた。

 

この本で面白かったのが

第4章の面白いについてのインタビュー

著者 森博嗣氏が編集者から受けたインタビューを載せているのだが

自分には無い考え方の方で非常に面白かった

Q 森さんが考える「面白く生きるコツ」は?

「面白い」生き方をするコツは、自分が「面白い」ことを思いつくことです

それさえ思い付けばあとは実行あるのみなのです。多くの人が、実行することが難しい

と考えているようですが、それは全く反対でしょう。実行することは、誰にだってできます。でも思いつけない、何をしたら良いのかわからないのです。ですから、そこを考えることが第一です

 

 

毎日が面白くない面白くないと言ってるなら

面白いことを探せ!考えろ!そして行動しろってこと

待っていても来ないなら自分から求める! 考え方を変えよう。

 

最後の方に寂しさ、孤独についても書かれていますが

この内容もとても心に響いた。

毎日が面白くないって感じていることも、少しは和らいだ

そんな気持ちになった一冊だ。