山行水行

読んだ本の感想をぼちぼち

カエルの楽園 百田尚樹

ブックオフのセールで購入

話題になってた時は百田氏のことは

よく知らなかったので

スルーしていた作品

 

現在の日本の外交問題

カエルの国の問題ということにして

物語化している作品

実に百田氏らしい内容

 

こちらがいくら平和主義を謳っていても

そんなことは相手にとっては関係ない

むしろそれがあることで相手が付け上がって

やりたい放題になる。

 

国家間だけでなく人間関係においても

よくあることで ある程度の防衛力は必要

作中では 護憲派の「話せばわかってくれる」

という言葉が ひたすら繰り返されるが

結局いいようにやられていくだけ

そこでどこまでが 防衛なのかでもめることになり

何もまとまらないままずるずると

いいようにやられ続けていく

 

戦争をしたいとはだれも思わない

それでも争いは起こってしまう

話し合いだけではまとまらないこともある

さてどうしたらいいものやら・・・。