山行水行

読んだ本の感想をぼちぼち

キラキラ共和国 / 小川糸

ドラマ化もされたツバキ文具店の続編

主人公の鳩子は代書屋を文具店で営んでおり

いろいろな依頼人たちとの出会いと

鎌倉の日常の生活を描いていく作品

前作は代書屋の仕事が多かったのだが

今作は鳩子が結婚したということもあって

鳩子の幸せな日常がメインにつづられている

子供を持った親の気持ちはまだ私にはわからないのだけれども

家庭を作って血のつながりだけでなく

心のつながりを持った人と暮らせる

というのはとても幸せなのだろうと

感じられる作品になっている

作者が女性なので、実に女性らしい

母性溢れる文体は、男の私には

とても描くことのできない世界だろうと感じた

まだいくらか伏線が残っているので

続刊も楽しみに待っていたい。

 

 

キラキラ共和国

キラキラ共和国