山行水行

読んだ本の感想をぼちぼち

敏感すぎて「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術

精神科医ゆうきゆう原案の精神医療漫画

人の言うこと、やることに敏感に反応して

疲れてしまう人への処方箋。

 

わたしも人間関係疲れるなあと思い

毎日生きているので

共感するところは多かった

前全編通して共通することは

認知のゆがみを正すということ

認知のゆがみとは

物の見方・受け取りかた(認知)

をゆがみのある受け取り方でうけとってしまい

考え方が偏ってしまうこと

このゆがみを取り除き

べつの考え(プラス思考)をくわえていき

敏感すぎる性格を

治療してゆく

 

漫画で描かれているので

気軽に読めるのがいい

参考になったことも多く

考え方を変えるきっかけを作ってくれたと感じる

結局のところ

物事は自分の考え方でどうとでも受け取れるということ

ネガティブに考えがちな性格な私だが

できるだけ物事はポジティブに考えられるように

思考修正していきたい

日本で一番悪い奴ら

アマゾンプライムで視聴

2016邦画 日本で一番悪い奴

 

柔道特別訓練隊員として警察に入った諸星は、20代後半になって現場に配属されるが、叩き上げの刑事たちの前では右往左往するのみ。警察組織に認められる唯一の方法―それは【点数】を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別にカテゴライズされ、熾烈な競争に勝利した者だけが認められ、生き残る。そのためには汚物に飛び込み、“S(エス)(=スパイ)”を見つけだせば、優先的に情報が手に入る。こうして諸星を慕って集まった3人のS(エス)たちとの狂喜と波乱に満ちた四半世紀が始まる。

 

実話をもとにした物語

刑事ものだがヤクザ者のジャンルに近い気がする

主人公は現場で生き残っていくために違法な捜査を行い

最後には悲壮な最期を迎えてしまう・・

救いようのない物語

暴力シーンが多く

私が普段好んでみないジャンル

だが感じるものが多かった

 

時がたつにつれ

次第に慢心して周りからも

人が離れていってしまう主人公

初心忘るべからず・・

思い知った作品であった。 

 

 

カエルの楽園 百田尚樹

ブックオフのセールで購入

話題になってた時は百田氏のことは

よく知らなかったので

スルーしていた作品

 

現在の日本の外交問題

カエルの国の問題ということにして

物語化している作品

実に百田氏らしい内容

 

こちらがいくら平和主義を謳っていても

そんなことは相手にとっては関係ない

むしろそれがあることで相手が付け上がって

やりたい放題になる。

 

国家間だけでなく人間関係においても

よくあることで ある程度の防衛力は必要

作中では 護憲派の「話せばわかってくれる」

という言葉が ひたすら繰り返されるが

結局いいようにやられていくだけ

そこでどこまでが 防衛なのかでもめることになり

何もまとまらないままずるずると

いいようにやられ続けていく

 

戦争をしたいとはだれも思わない

それでも争いは起こってしまう

話し合いだけではまとまらないこともある

さてどうしたらいいものやら・・・。

騎士団長殺し 2部

1か月かけてやっと読了

長編は読むの時間かかる

結局上下巻合わせて

2か月近くかかったことになる

コスパは最高だが、ほかの作品も読みたいので

読書スピードのアップもこれからの私の課題か。

 

ある絵画を見つけたことから始まる

不思議な出来事のお話

もっと現実的なお話かと思っていたのだが

騎士団長登場あたりから

スピリチュアルな感じになっていく

最後には元のさやに納まり

また日常が始まるといった感じで

この話に何か感じるのも難しい

だがこれだけ騒がれている作家だから

何かしらあるのだろうと読んでいて感じたのは

読みやすさと描写力は流石かなという感じか

 

数年に一度しか出さない作家だから

次の作品までしばらくあると思うので

それまでに村上ワールドの楽しみ方が

わかるくらいには

読書家として成長しておきたいなとは思う。

 

 

「劇場」 又吉直樹 

永田は東京で演劇をやっている劇団員

売れているわけでもない小さな劇団である

この永田が出会った沙希という女性との恋愛物語

それがこの小説「劇場」。

 

前作「火花」から引き続き、又吉ワールド全開で

永田の心情が細かく描写されている。

この特有の感じは

古典文学を読んでいる感じで

又吉作品の特徴だろう、

永田はどう見てもただのヒモ、

こんな男に何故沙希はついていくんだろうか。

ダメな男に母性本能を刺激されるタイプなのだろうか

そこは納得いかないが、今もどこかで起きている

日常的な男女の恋愛話だと感じた。

ただ個人的に恋愛ものは得意ではないので

次はまた別のテーマで又吉作品が読めたらいいと思う

 

 

 

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騎士団長殺し 第1部 顕(あらわ)れるイデア編

人生初の村上春樹本です

マスコミで新作が出るたびに話題になっているので

一度読んでみたかった作家です

図書館でやっと新作の長編「騎士団長殺し」が借りられたので

読んでみました

 

主人公は36歳の画家 自分と年が近いので

この設定は良かった、登場人物も少なく

人間関係でわからなくなることもなく

読みやすい。

またよく言われる村上春樹特有の比喩表現も

うまく使っているなあと感じたし

文章表現も難解でなくて誰でも読める感じで

評価されているのもうなずけた

話も悪くないと思う

長編だけあって

登場人物の人物像も

くどいくらいに描かれていて

感情移入しやすかった

 

ただ気になったのは性描写が多いので

18禁にしたほうがいいんじゃないの?

って思った。これがなければノーベル賞取って

万人にお勧めできるんだろうなという感想

とはいっても結構面白かったので

まだ第1部しか読んでいないけれど

第2部も借りられたら読んでみたいと思う。

 

 

献血10回達成

献血10回の記念品

f:id:golden_cross:20180124202736j:plain小さなお猪口をもらいました

次は30回目でもらえて

色が黄色の同じお猪口をもらえるようです

10回行くのに4年くらいかかってるから

次はいつになることやら・・