山行水行

日々の出来事や感じたことなど、雑記帳

知の越境法「質問力」を磨く / 池上彰

現代のニュースをわかりやすく伝える池上彰

国際情勢や政治経済はもちろん、

インフルエンザの時期には

医学の方の解説までやっていたのが印象に残っている

彼のこの知識はどこから来るのか

いつも疑問に思っていたが

この本を読んで

若いころからの知識・経験の蓄積と

いろいろなことに興味監視を持ち

億劫がらずに調べて学ぶという姿勢から

きている結果であることが分かった

 

NHK週刊こどもニュースでの経験が

今の彼を作っているようで

聞くまでもないような

基本的な質問がきちんと答えられるか

というのが一つのポイントで

そこをあいまいにしていると

詳しい事柄までは深く理解できなくなる。

専門知識ばかりでなく

少し横を見て(越境して)ほかの関連知識を

仕入れるという意識をもって

物事を考えるというのも

重要なのだと気づかせてくれた

一冊だった。

 

 

 

 

鏡の孤城 

2018年本屋大賞受賞

受賞直後に予約して

やっと図書館で借りることができました

 

中学1年生のこころは不登校

学校に行けずに部屋にこもっている毎日の繰り返し

突然部屋の姿見が虹色に光りだし

鏡の中に入れるようになった

その先には 謎のお城が・・

 

まあここら辺の導入はよくあるファンタジーかぁ

と思ってましたが

この先登場してくる残り6人の中学生たちも

それぞれやはり不登校になっていて

この子たちと交流して

成長していくお話だろうな

まあここまで読んだら先も読めたし

もういいかなって思ってたんだけれど

 

やはりそこは本屋大賞 

気になる謎を絡ませて最後まで

一気に読ませてもらいました

 

それぞれ不登校になったのもなかなか悲しい理由があって

中学生ならあり得るよねって感じで

感心しました。多感な中学生時代

思春期特有の世界の狭さを上手く表せていて

自分の少年時代を思い出しました

幸い自分は不登校にはならなかったけれども

この子たちのような状況に追い詰められたら

どうなってたかわからない

自分が恵まれていたことにありがたさを感じたのと同時に

この子たちのような環境に置かれた人もいたのだと考えると

胸が痛みます

 

最後こころがみんなを助ける展開になる所は

もう涙があふれて止まらなかったくらい

こころちゃん成長したね・・。

 

これは映画化してもおかしくない作品だと思う

ぜひ実写版で見てみたいものです。

 

かがみの孤城

 

敏感すぎて「毎日がしんどい」を解決する5つのメンタル術

精神科医ゆうきゆう原案の精神医療漫画

人の言うこと、やることに敏感に反応して

疲れてしまう人への処方箋。

 

わたしも人間関係疲れるなあと思い

毎日生きているので

共感するところは多かった

前全編通して共通することは

認知のゆがみを正すということ

認知のゆがみとは

物の見方・受け取りかた(認知)

をゆがみのある受け取り方でうけとってしまい

考え方が偏ってしまうこと

このゆがみを取り除き

べつの考え(プラス思考)をくわえていき

敏感すぎる性格を

治療してゆく

 

漫画で描かれているので

気軽に読めるのがいい

参考になったことも多く

考え方を変えるきっかけを作ってくれたと感じる

結局のところ

物事は自分の考え方でどうとでも受け取れるということ

ネガティブに考えがちな性格な私だが

できるだけ物事はポジティブに考えられるように

思考修正していきたい

日本で一番悪い奴ら

アマゾンプライムで視聴

2016邦画 日本で一番悪い奴

 

柔道特別訓練隊員として警察に入った諸星は、20代後半になって現場に配属されるが、叩き上げの刑事たちの前では右往左往するのみ。警察組織に認められる唯一の方法―それは【点数】を稼ぐこと。あらゆる罪状が点数別にカテゴライズされ、熾烈な競争に勝利した者だけが認められ、生き残る。そのためには汚物に飛び込み、“S(エス)(=スパイ)”を見つけだせば、優先的に情報が手に入る。こうして諸星を慕って集まった3人のS(エス)たちとの狂喜と波乱に満ちた四半世紀が始まる。

 

実話をもとにした物語

刑事ものだがヤクザ者のジャンルに近い気がする

主人公は現場で生き残っていくために違法な捜査を行い

最後には悲壮な最期を迎えてしまう・・

救いようのない物語

暴力シーンが多く

私が普段好んでみないジャンル

だが感じるものが多かった

 

時がたつにつれ

次第に慢心して周りからも

人が離れていってしまう主人公

初心忘るべからず・・

思い知った作品であった。 

 

 

カエルの楽園 百田尚樹

ブックオフのセールで購入

話題になってた時は百田氏のことは

よく知らなかったので

スルーしていた作品

 

現在の日本の外交問題

カエルの国の問題ということにして

物語化している作品

実に百田氏らしい内容

 

こちらがいくら平和主義を謳っていても

そんなことは相手にとっては関係ない

むしろそれがあることで相手が付け上がって

やりたい放題になる。

 

国家間だけでなく人間関係においても

よくあることで ある程度の防衛力は必要

作中では 護憲派の「話せばわかってくれる」

という言葉が ひたすら繰り返されるが

結局いいようにやられていくだけ

そこでどこまでが 防衛なのかでもめることになり

何もまとまらないままずるずると

いいようにやられ続けていく

 

戦争をしたいとはだれも思わない

それでも争いは起こってしまう

話し合いだけではまとまらないこともある

さてどうしたらいいものやら・・・。

騎士団長殺し 2部

1か月かけてやっと読了

長編は読むの時間かかる

結局上下巻合わせて

2か月近くかかったことになる

コスパは最高だが、ほかの作品も読みたいので

読書スピードのアップもこれからの私の課題か。

 

ある絵画を見つけたことから始まる

不思議な出来事のお話

もっと現実的なお話かと思っていたのだが

騎士団長登場あたりから

スピリチュアルな感じになっていく

最後には元のさやに納まり

また日常が始まるといった感じで

この話に何か感じるのも難しい

だがこれだけ騒がれている作家だから

何かしらあるのだろうと読んでいて感じたのは

読みやすさと描写力は流石かなという感じか

 

数年に一度しか出さない作家だから

次の作品までしばらくあると思うので

それまでに村上ワールドの楽しみ方が

わかるくらいには

読書家として成長しておきたいなとは思う。

 

 

「劇場」 又吉直樹 

永田は東京で演劇をやっている劇団員

売れているわけでもない小さな劇団である

この永田が出会った沙希という女性との恋愛物語

それがこの小説「劇場」。

 

前作「火花」から引き続き、又吉ワールド全開で

永田の心情が細かく描写されている。

この特有の感じは

古典文学を読んでいる感じで

又吉作品の特徴だろう、

永田はどう見てもただのヒモ、

こんな男に何故沙希はついていくんだろうか。

ダメな男に母性本能を刺激されるタイプなのだろうか

そこは納得いかないが、今もどこかで起きている

日常的な男女の恋愛話だと感じた。

ただ個人的に恋愛ものは得意ではないので

次はまた別のテーマで又吉作品が読めたらいいと思う

 

 

 

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